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中山 梓介; 岩本 修; 渡辺 幸信*
JAEA-Conf 2017-001, p.91 - 96, 2018/01
重陽子核データ評価に向け、重陽子入射反応用の計算コードシステムDEURACSを開発している。本研究ではDEURACSを改良し、重陽子入射反応からの複合粒子放出に適用した。DEURACSによる計算値は、入射エネルギー80MeVにおけるAlおよびNiに対する, , , 反応の二重微分断面積を良く再現した。この解析結果から、重陽子誘起の複合粒子放出の計算には非弾性散乱およびピックアップ反応の取り扱いが重要であることが示された。
中山 梓介; 河野 広*; 渡辺 幸信*; 岩本 修; Ye, T.*; 緒方 一介*
EPJ Web of Conferences, 146, p.12025_1 - 12025_4, 2017/09
被引用回数:4 パーセンタイル:90.81(Nuclear Science & Technology)近年、重陽子加速器を使った大強度中性子源が様々な応用に対して提案されている。このような中性子源の設計のためには、高精度かつ広範な重陽子核データライブラリが必要不可欠である。それゆえ、我々はDEURACS (DEUteron-induced Reaction Analysis Code System)という、重陽子入射反応の解析と理論予測用の統合コードシステムを開発している。本研究では、反応の解析をこれまでよりも高い100MeV近傍まで拡張した上、DEURACSを80および100MeVにおける反応にも適用した。その結果、DEURACSの計算値はおよび反応の二重微分断面積の実験値を良く再現した。
河野 広*; 渡辺 幸信*; 中山 梓介; 岩本 修; Ye, T.*; 緒方 一介*
JAEA-Conf 2016-004, p.165 - 170, 2016/09
重陽子加速器中性子源の工学的設計のためには、中性子コンバータ(Li, Be, C等)や加速器構造材(Fe, Cr, Ni等)に対する重陽子核データが必要不可欠である。それゆえ、これまでに物理モデルに基づいた重陽子核データ評価用の計算コードシステムを開発してきた。本研究では、重陽子入射エネルギー65MeVまでのベリリウムに対する反応の解析を行った。厚い標的からの中性子収量(TTNY)は実測データが多くあるため、上記コードシステムでの二重微分断面積を計算した後、そこからTTNYを求めて実測値と比較をした。TTNYの計算値は低放出エネルギー領域を除いて実測値を概ね再現した。
中山 梓介; 河野 広*; 渡辺 幸信*; 岩本 修; 緒方 一介*
Physical Review C, 94(1), p.014618_1 - 014618_9, 2016/07
被引用回数:33 パーセンタイル:90.01(Physics, Nuclear)厚いBeおよびC標的を重陽子で照射した際の二重微分中性子収量(TTNY)をDEURACS(DEUteron-induced Reaction Analysis Code System)を用いて解析した。TTNYの計算値は入射エネルギー50MeVまでの範囲で実測値をよく再現した。また、陽子ストリッピング反応が中性子生成に最も支配的な寄与をすることがわかった。これらの解析からDEURACSが反応に適用可能であること、また中性子収量の精度良い予測のためにはストリッピング反応を記述するモデルが重要であることがわかった。
河野 広*; 渡辺 幸信*; 中山 梓介; 岩本 修; Ye, T.*; 緒方 一介*
no journal, ,
医療用RI製造や核融合材料照射試験などに利用が提案されている重陽子加速器中性子源の開発には、中性子コンバータ(Li, Be, C等)や加速器構造材(Fe, Cr, Ni等)に対する重陽子核データが必要不可欠である。重陽子核データの充実のため、九州大学・大阪大学・原子力機構からなる共同研究グループでは物理モデルに基づいた重陽子入射反応用の計算コードシステムを開発してきた。本研究では、Be標的に対する反応の理論モデル解析に本計算コードシステムを適用し、厚い標的からの中性子生成量(TTY)について計算結果と実験値を比較した。その結果、コードシステムの計算値はTTY実験値をおおむね再現することができ、本計算コードシステムの重陽子入射中性子生成反応への適用可能性を示すことができた。
河野 広*; 渡辺 幸信*; 中山 梓介; 岩本 修; Ye, T.*; 緒方 一介*
no journal, ,
これまでに開発してきた重陽子核データ評価用の計算コードシステムを用いて、重陽子入射エネルギー65MeVまでのベリリウムに対する反応の解析を行った。本計算コードシステムによる計算結果は、モンテカルロ輸送計算コードPHITSの計算結果よりも特に高放出エネルギー領域で実測値をよく再現した。一方で、低放出エネルギー領域では実測値をよく再現できなかった。本コードシステムの改良のため、離散準位からの粒子放出の寄与について順次崩壊モデルを用いた解析をする必要がある。
中山 梓介; 河野 広*; 荒木 祥平*; 渡辺 幸信*; 岩本 修; Ye, T.*
no journal, ,
これまでに開発を行ってきた重陽子核データ評価用の計算コードシステムを用いて、重陽子入射による放射化断面積の理論モデル解析を行った。これまでの研究では、本コードシステム内での直接過程成分の計算手法について検証するため、主にや反応などの核子放出の二重微分断面積や、反応などの一核子放出からの放射化断面積を対象とした解析を行ってきた。本研究では、コードシステム内での統計崩壊成分の計算手法について検証することを目的として、高エネルギーの重陽子入射による多粒子放出からの放射化断面積について解析を行った。解析の結果、コードシステム内で採用している計算手法が有効であることがわかった。
定松 大樹*; 中山 梓介; 渡辺 幸信*; 荒木 祥平*; 岩本 修; 緒方 一介*
no journal, ,
重陽子入射専用計算コードシステムDEURACSを用いて、中性子コンバータや加速器構造材に用いられるLi, Be, C, Al, Cu, Nbに対する102MeV重陽子入射中性子生成反応二重微分断面積の計算を行った。計算値を最新の実験値と比較することで、100MeV付近の重陽子入射中性子生成反応に対するDEURACSの適用性を調査した。その結果、DEURACSを用いた計算値が中性子生成二重微分断面積の実験値をよく再現しており、この反応に対するDEURACSの適用性が実証された。
中山 梓介; 古立 直也; 岩本 修; 渡辺 幸信*
no journal, ,
ImPACTプロジェクトでは、長寿命核分裂生成物(LLFP)の核変換システムにおける入射ビームとして重陽子が第一候補に挙げられており、LLFP等に対する重陽子核データの高精度化が求められている。そこで、これまでに開発してきた重陽子入射断面積計算コードDEURACSをLLFPに対する重陽子入射破砕反応に適用した。実測値との比較により、重陽子入射破砕反応に対するDEURACSの適用性を検証する。また、他の計算手法との比較を通じて、本反応における分解過程の役割についても議論する。